アメリカの公立高校と私立高校の違い

TOP > アメリカの公立高校と私立高校の違い

公立高校?私立高校?

公立高校?私立高校? アメリカへの高校留学が決定したら次のステップは学校選びです。アメリカにある高校は大きく分けると公立高校と私立高校の2種類。
どちらにも良い点や気を付けなければならない点があるので、それぞれの特徴を見ていきましょう。

公立高校

公立高校

留学費用の目安:130万円 ~ 200万円 / 年

アメリカでは高校までが義務教育です。公立校の教育は社会に出ても困らない程度の最低限の教育を提供することを基礎としています。
基本的に交換留学プログラムを利用してアメリカの公立高校に留学します。このプログラムは文化交流や国際交流を目的としているプログラムで、1年間(10か月)のアメリカで滞在することで異文化を理解する力を育てるためのプログラムです。国や各自治体を通じてこの交換留学プログラムに参加することが可能です。

アメリカの公立校に留学するメリット

留学の費用がリーズナブル

留学の費用がリーズナブル

アメリカでは高校までが義務教育のため留学生も留学するための費用を抑えることができます。ホームステイをボランティアで受け入れているホストファミリーを滞在先に選ぶこともできます。
公立高校への留学は私立高校への留学と比較するとリーズナブルです。



国際交流・文化交流

国際交流・文化交流

公立校に通う生徒は基本的にはそれぞれの学校がある学区内から集まります。学生の雰囲気が地域色を反映しています。渡航先の地域に暮らしている人々との国際交流を通じて海外の異文化を理解する力を付けることができます。

アメリカの公立校に留学する場合の注意点(デメリット)

アメリカの高校を卒業することはできない

アメリカの高校を卒業することは難しい

留学生は基本的にはアメリカの公立校に入学することができません。そのため交換留学プログラムを利用して留学をします。このプログラムは1年間と留学期間が定められているため、アメリカで高校卒業資格を取得が困難です。

※アメリカの公立校へ入学するためには本人がグリーンカードを持っているかアメリカ市民である、あるいは両親が長期滞在できるアメリカのビザを持っている必要があります。
※ビザの種類や入学する学年によってはアメリカで高校卒業資格を取ることができる場合もあります。
英語力が求められる

英語力が求められる

私立校に比べると公立校は留学生に対するサポート体制が充実していません。現地の生徒たちと一緒に勉強して、アメリカでの生活を送っていくためにも、文化交流という交換留学の目的を果たすためにも、渡米前からある程度の英語力が身についている必要があります。
留学する高校を選べない

留学する高校を選べない

私立高校への留学とは異なり、交換留学プログラムを実施している団体が留学先の高校を決定するため、留学したい高校を選ぶことができません。

私立高校

私立高校

留学費用の目安:580万円 ~ 900万円 / 年

留学の期間が定められていない留学(1年以上の留学など)をする場合は私立校へ留学することになります。これは私費留学とも呼ばれる授業料や滞在費(寮費など)を負担しての留学です。全寮制の高校(ボーディングスクール)を滞在先にすることが一般的ですが、高校によってはホームステイに滞在することも可能です。また私立校の中には学生の大学進学率の高いCollege Prep Schools(カレッジプレップスクール)もあります。校則なども公立校の中よりもしっかりしており、学校で問題も発生しにくいですし、寮で滞在する際は通学面でも安全です。学生に対するサポートも充実しているためより安心した学校生活・留学生活を送ることができます。

アメリカの私立校に留学するメリット

多様な留学プラン

多様な留学プラン

私立校へ留学する場合は公立校への留学とは違い、ご自身で留学する高校を選ぶことが可能です。滞在する地域のみではなく「女子校が良い」「男子校で過ごしたい」「クラブ活動に力を入れたい」など、ご希望に合った学校を選ぶことができます。

優秀な生徒たちに囲まれた学生生活

優秀な生徒たちに囲まれた学生生活

学区が決まっている公立校とは違い、私立校へは全米さらには全世界から生徒が親元を離れて勉強をしています。ボーディングスクールなどで世界の秀才たちと過ごす高校での生活は充実した留学経験になるだけでなく、その後の人生においてもかけがえのない思い出になるでしょう。
高い教育レベル

高い教育レベル

学生の大学進学率が高い私立校では、学校側も進学準備に力を注いでいます。保護者や生徒の教育に対する満足度も私立校では高く、高校卒業後もアメリカや日本の大学への進学が視野に入っていきます。

サポートが手厚い

サポートが手厚い

私立校は少人数のクラス(8~15人)が多く、生徒1人1人に先生の目が行き届きやすくなっています。公立校との違いは私立校は州の教育委員会から独立しているので、生徒や保護者からの要望やフィードバックにもフレキシブルに答えてくれます。
高校によっては英語力に自信がない生徒のための留学生用のESL(英語クラス)を開講している場合もあります。

アメリカの私立校へ留学する際の注意点(デメリット)

学費の負担

学費の負担

授業料や滞在費を自分で負担して渡米する私立校への留学。留学の費用を抑えるために自分が利用できる奨学金を探すのも良いかもしれません。アメリカ留学の費用についての詳細情報は下記のページをご覧ください。